アジアのなかの日本映画

四方田犬彦著

2001年7月刊 46判 300頁 岩波書店 2,800円

日本映画を韓国、北朝鮮、台湾、中国、香港といった東アジア映画のより大きな文脈で考え直すこと。近代史の流れの中で映画がこの地域において果たしてきた役割を検証し、そこに何らかの類型学を樹立することは可能だろうか。(本書「2000年のソウル」より)

【目次】
T アジアのなかの日本映画
1二〇〇〇年のソウル 2日活アクションとヌーヴェ−ルヴァーグ 3
「台湾石原」の遺産 4『裸足の青春』 5香港映画と日活 6日本のニューウェイヴ
U 日本映画とマイノリティの表象
在日韓国人の表象/武士道と日本映画/沖縄と映画/「君が代」と日本映画/外国人が見た日本の原爆映画/STRANGER THEN TOKYO
V 1990年代の日本映画
映画史的記憶から解放されて/二〇世紀最後の新人三人  森達也、塩田明彦、今岡信治 /狂人知道狂人/三人の人物の不在−ゴダール、ジュネ、足立正生/足立正生の映画的カムバックのために/小沼勝の復活−『NAGISA』
深層への回帰
幻の女優、原節子/韓国の開放政策への期待/溝口健二を奪回するには/都市の地霊はどこにあるか/最後の任侠映画/日の丸と君が代/井戸を掘った人/旧満映撮影所への旅
W 日本映画の海外進出
漫画と映画はいつでも仲のいい姉妹だった/かつて日活銀座があった/武満徹と映画音楽/淀川長治/ヴィデオは映画研究をどう変える?/競馬場への道
後記
初出一覧

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