アジア新世紀 1 空間 アジアヘの問い

【編集委員】青木保、姜尚中、小杉泰、坂元ひろ子、莫邦富、山室信一、吉見俊哉、四方田犬彦

2002年11月刊 A5判 270頁 岩波書店 3,400円

…沸き立つアジア、破壊の辛酸をなめつつあるアジア、そして新しい息吹のなかで萌え出づるアジア、こうしたいくつもの断片に散乱しかねないアジアを、それでもアジアとして結びつけているのは何なのか。本巻は、そんな問いに促されつつ、「空間」を手がかりにアジアの多面的な変容のプロセスと、その歴史を探ってみたい。(本書「第1巻読者のために」姜尚中 より)

【主要目次】
総合討論 今、問い直す認識課題としてのアジア 長崎暢子+青木保+小杉泰+山室信一
T 空間へのまなざし
 
空間アジアをめぐる認識の拡張と変容 山室信一
 生態学的アジア地図 田中耕司
 過ぎ去らない「アジア」の心象地理を超えて 姜尚中
U 交通としてのアジアの変容
 
グローバルな中心性のゆくえ サスキア・サッセン
 陸路・鉄道 山田厚史
 空路 中条潮
 情報文化論からみたバリ島コミュニティ・モデルの可能性 前田充浩
V ランドマークとしてのアジア
 
平壌 古田博司
 天安門広場 坂元ひろ子
 塵挨の山に生きる 四方田犬彦
 ボスポラス海峡 江川ひかり
 デリー/ニューデリー ブリジ・タンカ
 市場 応地利明
 東アジア「群島」共同体 磯崎新

アジア新世紀 全8巻

刊行にあたって

アジアがアジアであるがゆえに被った歴史の記憶は生き続け、アジアの地政学的な分裂と抗争の火種はくすぶりつづけたまま。この意味でアジアは世界の矛盾と悲惨を体現する広大な空間であり、その将来は地球規模の未来を先取りしている。
21世紀にアジアという認識はどう可能なのか? アジア各地域はどのような原理・価値に基づき社会を構想し、それは世界全体の進む方向とどのような関わりをもつのか? 本シリーズにおいて根源的に議論を深め,新たな問題提起をしていきたい。


1 空間 アジアヘの問い 3,400円
2
歴史 アジアの作られかた・作りかた  3,400円
3
アイデンティティ 解体と再構成 3,400円
4
幸福 変容するライフスタイル 3,600円
5
市場 トランスナショナル化する情報と経済 3,600円
6
メディア 言論と表象の地政学 3,600円
7
パワー アジアの凝集力 3,600円
8 構想 アジア新世紀へ 3,600円


 

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