インドネシア侵略と独立

戦争犠牲者を心に刻む会編

2000年8月刊 A5判 148頁 東方出版 1,600円

「刊行にあたって」より
私たちは、1999年の8月、「アジア・太平洋地域の戦争犠牲者に思いを馳せ、心に刻む集会」 に、インドネシアにおいて日本軍による被害を受けた方々をお招きし、これまでほとんど知られることのなかった日本のインドネシア侵略の一端を明らかにする集会を開きました。本書は、そのときはるか赤道を越えて、インドネシアから来日してくださった元「ロームシヤ」、元日本軍「慰安婦」、元「兵補」、「シンガパルナ抗日蜂起事件」の関係者の証言とともに、大阪集会でのシンポジウム「日本はインドネシアで何をしてきたのか」における研究報告、また新たに寄稿していただいた論文を掲載したものです。

 【目次】
第T部 証言 インドネシアへの侵略 
 インドネシアヘの日本軍の侵略 ------- 駒澤大学教授 首藤もと子
 命を落とした人のため私は真実を伝えたい ----- 奉緬鉄道元「ロームシャ」 サストロ・デイブヨ
 心から幸せを感じることができずに生きてきた ----- 元日本軍「慰安婦」 スハナ
 取り残されているインドネシアの 「慰安婦」たち ----- 支援者 フィディアリナ
 弾丸は兵補と日本軍を区別しない ------ 元「兵捕」 アリフィン・マルパウン
 銃弾を浴び、フィリピンから生還 ------- 元「兵補」 アフマド・ヘリー
 シンガパルナ・イスラム塾の抗日武装蜂起 ----- 蜂起指導者遺族 ア・トヒールフワッド
 シンガパルナ事件当時の私の記憶 ----- シンガパルナ住民 ウタン・フィルダウス

第U部 シンポジウム 日本の侵略とインドネシアの独立 
 日本軍の東南アジア侵略と「独立」政策 ----- 龍谷大学名誉教授 木坂順一郎
 インドネシアの独立は誰のものか ------  駒澤大学教授 首藤もと子
 インドネシアでの日本軍の性暴力の実態 ------ ノンフィクション作家 川田文子
 討論−会場からの発言をうけて 
第V部 補論 私たちの知らないインドネシア
 南の島の住民虐殺〜ババル島事件 ---- 心に刻む会事務局 菅富士夫
 インドネシアヘの戦後賠償・補償 ----- 大阪東ティモール協会 文珠幹夫

  日本国とインドネシア共和国との間の平和条約 
  日本国とインドネシア共和国との間の賠償協定 
  インドネシア・日本の関連年表 
  関連書籍・関係団体 

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