|
近代日本の知識人が朝鮮をどのように見ていたのか、そのような朝鮮観がどのようにして形成されたのか、さらに、そのような朝鮮観がどのように評価されているのか、を明らかにしようとする。新たに歴史教科書問題を「妄言」の系譜に加えて、今も変わらぬ日本人の朝鮮観に警鐘を鳴らす。初版1990年。
【目次】
はじめに
1 誘導・脱亜・脅迫の系譜
福沢諭吉
2 「信仰の兄弟」
内村鑑三
3 日本人の三・一運動観
「京城日報」と原敬を中心に
4 日本人の朝鮮統治批判論
吉野作造・中野正剛・柳宗悦・石橋湛山・末広重雄・矢内原忠雄
5 朝鮮問題への公憤と芸術への思慕
柳宗悦
6 朝鮮の土となった日本人
浅川伯教と淺川巧
7 植民者のための牧師
秋月致
8 堤岩里虐殺事件と長詩「或る殺戮事件」
斎藤勇
9 植民政策学者の朝鮮観
矢内原忠雄
10 朝鮮民族性悪諭
細井肇
11 「妄言」の原形
久保田貫一郎
12 「遺憾」「反省」の裏側
高杉晋一・椎名悦三郎・佐藤栄作
13 韓国併合条約をめぐって
村山富市
14 「日本は韓国で良いこともした」
江藤隆実
15 妄言の系譜 資料と解説
16 扶桑社教科書の朝鮮観
17 歴史教科書問題への提言
おわりに
索引を兼ねた日朝関係史年表(近代・現代)
|