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「音楽を通して見えてくるタイ人やタイ社会を書いてみたかった。
きっかけは、スナーリーだ。彼女の歌を、深夜のバンコクを走るバスのなかで聴いた。バスのなかでは、田舎から出てきたばかりの若者たちが、布のリュックを握りしめていた。車窓からは、24時間止まることがないビル工事の現場が見えた。田舎から出てきた人たちが、ラジオを聴きながら仕事を続けている。バスにゆられながら、音楽とタイ人について考えていた。スナーリーという歌手そのものよりも、彼女の歌を聴いている人たちに興味があった」(本書「あとがき」より)
タイ音楽の歴史から、現在のタイ音楽事情まで。音楽を通してタイ人とタイ社会が見えてくる。
【目次】
はじめに − はじめてタイで聴いた歌
第1章 蜂蜜(ハニー)と蜜蜂(プン)の物語
1 灯籠が流されて
2 ハニー・シーイサーンを送る夜
3 歌聖
第2章 タイの音楽世界
1 伝統音楽
2 流行歌の流れ
3 外国の音楽
第3章 音楽とタイ社会
1 芸名
2 タイ音楽の楽器
3 テープ、CD、テープ屋
4 海賊テープのしぶとさ
5 ラジオと音楽 − AMとFM
6 バンコクの個人音楽史
7 タイに来た大物歌手 '92
8 あるコンサートの失敗と成功
9 タロック − 歌謡ショーのお笑い芸人
10 ノスタルジーの世界
11 コンサート経済学
12 歌唱カと社会
13 音楽と政治
第4章 スリンでモーラム
第5章 気になる歌手たち
チャーイ・ムアンシン/ワイポット・ペットスパン/ウォンチャン・パイロート/トゥーン・トーンチャイ/ソーンセーン・カムペーンペット/イウ・ピムパヨーム・ルアンロート/チャットーン・モンコントーン/ブッパー・サーイチョン/スナーリー・ラーチャシーマー/ポンサック・ソーンセーン/チンタラー・プンラープ/サーティット・トーンチャン/モンルディー・プロマチャック/トーンサイ・タップタノン/ドゥアンペーン・アムヌアイポーン/ホントーン・ダーオウドーン/アンカナーン・クンチャイ/ピムパー・ポーンシーリー/ウォンドゥアン・チャマイポーン
タイ音楽関係用語
あとがき
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