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東南アジアに住む、周縁化されてきた人びとは、1960年代以降、東西冷戦や開発独裁の被害者として立ち現れてきた。彼らが属する国家の民族政策、歴史、社会、宗教、文化に言及し、市場経済や観光化など、人びとが今日経験している現実も紹介する。
【主要目次】
序文 先住少数民族について
第T部 東南アジア大陸部
〈ビルマ(ミャンマー)・タイ〉
1 カレン◇タイとビルマのカレン (速水洋子)
〈ミャンマー・中国〉
2 ジンポー◇ミャンマー・中国国境をまたいで生きる人びと (兼重努)
〈タイ〉
3 リス◇「古き良き時代」の再定義 (綾部真雄)
4 ユーミエン(ヤオ)◇山中を移動し焼畑を行ってきた道教徒 (吉野晃)
5 モン◇国民国家と「民族」の現在 (谷口裕久)
〈ベトナム〉
6 黒タイ◇黒タイの拡散とその現在 (樫永真佐夫)
7 ラグライ◇社会主義のもとでの先住民 (合田濤)
8 チャム◇「亡国の民」の現在 (吉本康子)
〈ラオス〉
99 カム◇森の生活―ラオスの先住民 (スックサワン・シーマナ著/吉田香世子編訳)
第U部 東南アジア島嶼部
〈フィリピン〉
10 ボントック◇多重化する先住民 (合田濤)
11 ピナトゥボ・アエタ◇一九九一年大噴火によるアエタの苦難と覚醒 (清水展)
12 マノボ◇北東ミンダナオにおけるマノボ族 (レスリー・エスパーニャ・バウソン著/貝沼恵美訳)
〈インドネシア〉
13 カジャン◇近代化を拒否する人びと (伊藤眞)
14 ダヤック◇忍従から自律へ (井上真)
〈マレーシア〉
15 オラン・アスリ◇開発とイスラーム化 (信田敏宏)
16 オラン・ウル◇バルイ流域民の現在から (津上誠)
監修者あとがき
索引
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