岩波講座  東南アジア史 5 東南アジア世界の再編

編集委員/池端雪浦 石井米雄 石澤良昭 加納啓良 後藤乾一 斎藤照子 桜井由躬雄 末廣昭 山本達郎

2001年11月刊 A5判 352頁 岩波書店 4,600円

岩波講座  東南アジア史 5

19世紀、東南アジアはヨ−ロッパ勢力のヘゲモニーのもと、新しい植民地的領域に再編されていく。この領域はのち国民国家に受け継がれ、現代の東南アジア世界の形を作り上げる。本巻は、加速する変化の時代の東南アジアを王朝社会の変化、植民地化と国家の変容、そして都市の変容という三つの切り口から分析する。

【主要目次】
総説 斎藤照子
T 近代への始動
 1 阮朝 嶋尾稔
 2 近代への対応 斎藤照子
 3 もう一つの「ファミリー・ポリティクス」 小泉順子
U 植民地化と「伝統」国家の変容
 4 阮朝の滅亡と仏領インドシナの成立 坪井善明
 5 コンバウン朝ビルマと「近代」世界 渡辺佳成
 6 19世紀ジャワにおけるオランダ植民地国家の形成と地域把握 植村泰夫
 7 イギリス領マラヤ 野村亨
 8 タイの近代国家形成 玉田芳史
V 都市のメタモルフォーゼ
 9 バタヴィア 松尾大
 10 港市バンコクの誕生と変容 友杉孝
 11 ラッフルズとシンガポールの建設 生田滋
 12 19世紀のマニラ 寺見元恵

 

岩波講座 東南アジア史 全9巻/別巻1

欧米の植民地学や日本の南方史研究の蓄積のうえに第二次大戦後、新たに出発した東南アジアの歴史研究は、この四半世紀の間にアカデミズムとして確固たる地歩をしめた。本講座は、地域と時代を網羅した東南アジア史の全体像を求めて日本の学界がたどりついた地平を、歴史あるいは東南アジアに関心をもつ人に語りかける。

■全巻の構成 
1 原史東南アジア世界(10世紀まで) 4,400円
2 東南アジア古代国家の成立と展開(10-15世紀) 4,400円
3 東南アジア近世の成立(15-17世紀) 4,400円
4 東南アジア近世国家群の展開(18世紀) 4,400円
5 東南アジア世界の再編(19世紀) 4,600円
6 植民地経済の繁栄と凋落(19世紀半ば−1930年代) 5,000円
7 植民地抵抗運動とナショナリズムの展開(19世紀末−1930年代) 5,000円
8 国民国家形成の時代(1939年−1950年代) 5,000円
9 「開発」の時代と「模索」の時代(1960年代−現在) 5,000円
別巻 東南アジア史研究案内 5,400円

 

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