岩波講座 東南アジア史6 植民地経済の繁栄と凋落

編集委員/池端雪浦 石井米雄 石澤良昭 加納啓良 後藤乾一 斎藤照子 桜井由躬雄 末廣昭 山本達郎

2001年12月刊 A5判 346頁 岩波書店 5,000円

19世紀半ばから1910年代までに、タイを除く東南アジアの全域が英、蘭、仏、米の欧米四国が支配する「後期植民地国家」の領土へと分割され、1920年代には一次産品輸出を基軸とする植民地型経済が絶頂の繁栄を迎えた。だが1930年代の不況下でその動揺が始まる。この歴史過程の総体を地域別、主題別に検討する。

【主要目次】
総説 加納啓良
T プランテーション型産業の展開
 1 植民地期インドネシアのプランテーション 植村泰夫
 2 マラヤ−スズとゴム 水島司
 3 フィリピン−マニラ麻と砂糖 永野善子
 4 タイ砂糖産業 山本博史
U 稲作経済の変容
 5 ビルマにおける米輸出経済の発展 斎藤照子
 6 戦前期タイ米経済の発展 宮田敏之
 7 インドシナ 高田洋子
 8 インドネシアにおける稲作経済の変容 大木昌
V 世界経済のなかの東南アジア
 9 国際分業と東南アジア植民地経済 杉原薫
 10 フィリピンとアジア間貿易 永野善子 
 11 農村社会の再編 加納啓良
 12 東南アジアと日本 清水元

 

岩波講座 東南アジア史 全9巻/別巻1

欧米の植民地学や日本の南方史研究の蓄積のうえに第二次大戦後、新たに出発した東南アジアの歴史研究は、この四半世紀の間にアカデミズムとして確固たる地歩をしめた。本講座は、地域と時代を網羅した東南アジア史の全体像を求めて日本の学界がたどりついた地平を、歴史あるいは東南アジアに関心をもつ人に語りかける。

■全巻の構成 
1 原史東南アジア世界(10世紀まで) 4,400円
2 東南アジア古代国家の成立と展開(10-15世紀) 4,400円
3 東南アジア近世の成立(15-17世紀) 4,400円
4 東南アジア近世国家群の展開(18世紀) 4,400円
5 東南アジア世界の再編(19世紀) 4,600円
6 植民地経済の繁栄と凋落(19世紀半ば−1930年代) 5,000円
7 植民地抵抗運動とナショナリズムの展開(19世紀末−1930年代) 5,000円
8 国民国家形成の時代(1939年−1950年代) 5,000円
9 「開発」の時代と「模索」の時代(1960年代−現在) 5,000円
別巻 東南アジア史研究案内 5,400円

 

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