香港、台湾、東南アジアに市場経済を担う華人が形成されたのはなぜか。
中華経済世界の発展のメカニズムを歴史に探る。
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【目次】
序 中華経済世界の構図を描く
第T章 中華資本主義の精髄としての香港
1.香港の誕生
阿片戦争と香港割譲/中国人の移民波/「広東人社会」か「モザイク社会」か
2.自由放任政策下の初期香港
中継貿易/資本主義的発展
3.「海の中国」の拠点
ヒトとカネ/チン・ソーポンパニット
4.工業化時代
脱中国依存/上海資本家/成長牽引産業/Y・K・パオとリー・カシン
5.香港の外延的拡大
国際加工基地と金融センター/海から陸へ/「海の中国」の拠点/中国企業の香港進出
6.一国二制度
香港特別行政区/在外華人ネットワークの拠点はどうなる/企業家精神の育成/結節点・香港
第U章 南洋華僑と「白手起家」
1.華人社会の生成
なぜ移民か/さまざまな華人社会
2.華人ネットワークの形成
幇の機能/苦力の世界/複合社会
3.仲介機能
欧米資本、華人商人、現地社会/仲介者としての華人/植民地期の企業家/華人の企業家精神
4/華人の土着化と工業化
政治的独立と華人社会/工業化政策/工業化の担い手
5.華人企業の海外展開
多国籍企業化/中国への還流/さまざまな中国投資
6.中国は華人資本の新しいフロンティアか
華人資本発展の軌跡/新たな道
第V章 何が台湾を形成したのか
1.台湾の登場
2.「反清復明」
鄭氏王朝/「遷界」と「海禁」
3.清国期の台湾
福建省台湾府/華南治海部の貧困/漢族の移住/「分類械闘」
4.清朝の衰弱
牡丹社事件と台湾出兵/洋務派官僚による台湾開発/劉銘傳の改革
5.日本統治時代
台湾割譲/武断政治/社会間接資本/教育制度の拡充/台湾近代化/日本統治の終焉
6.国民党政権下の台湾
省籍矛盾/強権政治/経済開発へ/エイシアン・ニューディール
第W章 「海の中国」から「陸の中国」へ
1.南洋華人の企業家的能力はいかに形成されたか
華人苦力/郷幇と業幇/裸一貫/買弁
2.香港とは何ものか
中国資本主義の流出/積極的不介入主義/上海資本/火龍の町/中国に向かう香港
3.「陸の中国」を塗り変える「海の中国」
華南の開放/対外経済接触/「放権譲利」「特殊政策・弾力措置」/ケ小平戦略/華南オペレーション・センター/台湾企業の対中進出/華人経済圏?/東アジア域内循環メカニズムと中国/中国経済発展の方位
あとがき
台湾・東南アジア・香港・中国関連の略式年表
参考文献
索引
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