インドネシアの近代女子教育 イスラーム改革運動のなかの女性

服部美奈著

2001年2月刊 A5判 386頁 勁草書房 10,000円

【目次】
はしがき
 図表一覧
 資料一覧
  凡例
序章 インドネシアの近代女子教育とイスラーム
  1 本書の目的
  2 比較教育学研究における本書の位置づけ
  3 西スマトラにおけるイスラーム教育の歴史的展開
  4 イスラーム改革運動の思想的特質をめぐる問題
  5 研究対象の地域的特質 − イスラームとアダットのなかの女性
  6 先行研究の検討と研究方法
  7 本書の構成
T 女性と教育をめぐる議論の幕開け
第一章 モダニティの模索とイスラーム − 女性と教育をめぐって
  1 二〇世紀初頭の進歩(kemadjoean)とモデルン(modern)をめぐる議論
  2 西洋派のモデルン
  3 慣習法の再解釈によるモデルン
  4 イスラーム改革派によるモデルン
  5 イスラーム改革派間の解釈の相違と類似点
  6 まとめ − 解釈の多様性への転換
第二章 蘭領東インド期のディニア・プトリ − イスラーム改革連動のなかの女子教育
  1 ザイヌディン・ラバイにみる女子教育の思想
  2 ディニア・スクールにおけるモデルン
  3 ディニア・プトリにおけるモデルンとイスラーム女子教育
  4 ディニア・プトリにおける女子教育思想
  5 ラフマ・エル・ユヌシアーを通してみたムスリム女性
  6 まとめ − イスラーム改革運動のなかの女子教育の特質
U 国民教育制度との調整・再興
第三章 国民国家形成期のディニア・プトリ − 1945年〜1965年
  1 独立戦争期におけるディニア・プトリの教育再編
  2 普通小学校の普及とディニア・プトリ小学校の廃止
  3 ディニア・プトリにおけるカリキュラムの特徴 − イスラーム学校の制度化のなかで
  4 1958年分離独立運動に至るイスラームの政治化とディニア・プトリ
  5 「指導される民主主義」期におけるディニア・プトリ高等教育機関の設立
  6 まとめ − 独立後の再編とムスリム女性育成の強調
第四章 「開発」体制のなかのディニア・プトリ − 1965年〜1990年
  1 スハルト新体制期におけるイスラーム政策の転換とディニア・プトリの教育再編
  2 1975年教育システムの標準化に伴うディニア・プトリの対応
  3 政府による「開発」と女性論議の特色
  4 ディニア・プトリにおける「開発と女性」に関する理念と展開
  5 イスナニア・サレにおけるイスラーム女子教育とイスナニア・サレを通してみたムスリム女性
  6 まとめ − 開発への参加とムスリム女性としてのアイデンティティ
V イスラーム女子教育の現代的意味
第五章 ディニア・プトリのイスラーム教育空間 − イスラーム女子教育の現代的意味
  1 イスラーム教育の基本的考え方
  2 学校におけるイスラーム教育 − 科目の構成
  3 宗教学習のなかの女子教育 − 人間平等観と男女役割観
  4 寮における女子教育 − 設定された教育空間とその解釈
  5 服装にみられるイスラーム教育思想
  6 まとめ − イスラム女子教育の現代的パラドックス
第六章 ディニア・プトリのイスラーム社会空間 − 卒業生の生活史を通して
  1 卒業生ネットワーク
  2 生活史分析における枠組みの設定
  3 第一世代(1920年代−1940年代生まれ)の卒業生
  4 第二世代(1950年代生まれ以降)の卒業生
  5 第一世代と第二世代の相違にみるムスリム女性の選択
  6 まとめ − 社会進出と基本的女佐観の保持
終章 イスラーム女子教育の意味と変容
 
 1 イスラーム女子教育の意味と変容
  2 結論
あとがき
資料
用語説明
参考文献一覧
索引

 

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