両班 変容する韓国社会の文化人類学的研究

岡田浩樹著

2001年2月 A5判 320頁 風響社 6,000円

韓国人の生き方をさまざまに規定する「両班」イメージを、現地における緻密なフィールドワークから再検討。
李朝末期から現代にいたる社会変化の中でその本質を探る。
社会階層や門中内のパワーバランスを、族譜や親族システムと照合し、「両班化」の過程を詳細に分析。
歴史学や社会学的アプローチを踏まえながら、韓国人のアイデンティティの有り様を人類学の立場から明示し、その本質に迫る。

目次】
はじめに
序章 現代韓国社会と両班
第一章 両班と両班化
   第一節 歴史の中の両班
   第二節 両班の概念をめぐる諸問題
   第三節 両班および両班化の歴史的背景
   第四節 韓国人の上昇志向と「両班化」
   第五節 韓国社会へのアプローチの再検討
   第六節 人類学における韓国親族研究
第二章 斐山高氏府使公派門中
   第一節 斐山高氏府使公派門中の概略
   第二節 斐山高氏族譜
   第三節 斐山高氏門中と「派」
   第四節 斐山高氏門中の運営組織
   第五節 門中の系譜的論理と現実
第三章 地域社会と儒林・両班
   第一節 阿房の地域社会
   第二節 阿房の儒林と両班
   第三節 地域社会における儒林
   第四節 阿房の地域社会と斐山高氏門中
   第五節 両班のイメージと地域社会
   第六節 両班の変質とイメージの強化
   第七節 両班文化の生産者と消費者
第四章 両班的行動の実践としての儒式儀礼
   第一節 時亨祭
   第二節 時亨祭における細かな規範
   第三節 忌祭
第五章 近代の社会変化の中での両班的行動の実践
   第一節 阿房郡の変化
   第二節 時亨祭と門中の変化
   第三節 忌祭の変化
終章 民族国家の「国民化」と両班化
 あとがき
 主要参考文献
 索引

 

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